性癖は体型で分かるって本当?話題の男の娘”大島薫”氏にTwitterの真相を聞いてみた・後編

男性でも射精をせずにイクことができるという”メスイキ“で話題のスーパー男の娘、大島薫さん
前編では私、ただのOLすたん子(仮)が、大島さんに「何故そんなに性に関して詳しいのか」「メスイキとは何なのか」についてお聞きしました。後編となる本編では、メスイキ以外の気になるツイートについて、その真偽や詳しい見解をお伺いするとともに、性に関して様々な知識を持つ大島さんが思う、モテる男性についてお聞きしました。

男性にも子宮があるって本当?想像妊娠もできちゃうの?

まずは、大島さんのTwitterで、書籍を出すことになった経緯について説明しているこちらのツイートから。


ー”男性には子宮がある”、”男性でも想像妊娠をする”といったことをTwitterでつぶやかれて色々な感想をいただいたみたいですが(笑)。 これは本当なんでしょうか?

「本当です。どちらも本当なんですが、男性に子宮があることと男性が想像妊娠をすることは全く別の話です。
まず、男性に子宮がある話について説明しますね。お医者さん的にはあんまり子宮とは呼びたくないみたいですが…(笑) 人間って、お母さんのお腹にいた時、性別が決まるまでは男でも女でもない、曖昧な体をしているんですね。その時既に、子宮の元となる部分も作られているんです。」

ーええ! 子宮って女って決まってからできる訳じゃないんですね。

「そうなんですよ。 なので最終的に男になった場合、女性になったら子宮となっていた部分が残ったまま生まれてくるんです。前立腺小室って言うんですが。
これは一般的に大人になるにつれてなくなっていると言われていますが、たまに少し残ったままの人もいます。 男性子宮というのは俗称だから医学的にあるとは言えないけど、前立腺小室があることは確かです。」

ーじゃあ人によっては、成人男性でも子宮となるはずだった部分が残っていることもあるんですね。改めて、人間の体って面白いですね(笑)。男性の想像妊娠についてはどうでしょう?

男性の想像妊娠も医学的に証明されている訳ではないんですが、実際に想像妊娠したという例が事実としてあるんですよ。
アメリカの同性愛者の男性が、禁煙カウンセリングで禁煙するために催眠術をかけてもらっていたんです。
で、術中の”どんな人になりたいか?“って質問に、本当なら”煙草を吸わない人“って思わなきゃいけなかったんですが、たまたまその人が少し前に彼氏にフラれたばかりで、未練があったのか”元彼の子供が欲しい“って考えたらしいんです。」
ーそ、そしたらどうなったんですか?

その人のお腹が膨らんで、つわりも起こり始めてしまったそうで…。 最近ではインドでも想像妊娠した男性がニュースになっていたし、ちゃんと証人もいるので、やっぱり男性の想像妊娠はあるんだと思います。」



医学的根拠はなくても、周りの人の証言や写真が残っている男性の想像妊娠の事例は、最近ではニュースでも取り上げられています。 事実としてあった出来事なので、男性の想像妊娠は「ある」といえるでしょう。

おちんちんは使わないと小さくなるって本当?

次は、性器の大きさを気にする男性なら誰でも気になるであろうこちらのツイートについてお聞きしました。


ーおちんちんを使わないと小さくなるっていうのは、本当なんですか(笑)?


「これはねぇ〜なると思いますよ(笑)。
そもそもちんこって、海綿体…血管が詰まったスポンジみたいなものなんですよ。
血管って太くなったり収縮したりするんですが、流れる血の量が少なくなるとどんどん細くなります
逆に、日常的にそこに流れる血の量が増えれば血管は太くなります。」


ーつまり、おちんちんも使わないと血管が細くなり、小さくなったように見えるということですね。


「そうです。
で、ぼくの実体験に基づくんですが(笑)。中学の時にオナニーを覚えて、当時は猿みたいにやってたんですね(笑)。
そしたらある日ふとした時に、”あれ、ぼくの、すっごい大きくなった?“って感じたんです。体自体も成長している時期だったので余計にそう見えたんだと思いますが。」


「でも、高校に入って忙しくなって全然してない時期があって、久しぶりにしてみた時に”あれ、小さくなってない?“って感じたんです(笑)。
よくAV男優さんたちのちんこが大きいなんて言いますが、普通の人より頻繁に使っているというのも少なからずあるんじゃないかと思います。勃起している時はちんこの血行が良くなっていますから、1日に複数回、そして長時間勃起していたら血管が太くなりますよね。」



しばらく使わないと血管が収縮してしまい、小さく見えるというのはあながち間違いではないよう。
セックスの相手がいない時も、頻繁にオナニーをしていざという時のために大きさを保っておいた方が良さそうです。

体型で性癖がわかるって本当?太っている男性は性欲が弱いの?

次にお聞きしたのは、雑学として知っておきたいこちらのツイートについて。


ー体型で性癖が分かるって言うのは、どういうことなんでしょうか。

「これは元々、ドイツの精神科医であるエルンスト・クレッチマーという人が”体型で性格が分かる“と言っていたことがきっかけです。
例えば、男性の中でも太りやすい人、筋肉がつきやすい人っているじゃないですか。太りやすい人は脂肪がつきやすい人、つまり女性ホルモンが強く男性ホルモンが弱い人、そして筋肉がつきやすい人は男性ホルモンが強い人です。
男性ホルモンが強いと、好戦的であったりとか…性格もそういう風に偏っていくケースが多いです。」

ーなるほど。体型の元となる体質にはその人のホルモンの傾向が表れていて、それが性格にも、そして性癖にも表れることが大いにあるということですね。

「はい。あと、男性ホルモンが強い人の方がセックスが激しい傾向もあるので、筋肉がつきやすい人のセックスが激しいのはあながち間違いではないと思います。
あとは、ピグマリオン効果っていうのもあります。ピグマリオン効果についてはご存知ですか?」

ーすみません…分からないです。

「主に教育心理学の分野で使われる言葉なんですが…。例えば、教師と、成績が同じくらいの2人の生徒がいるとします。教師が、1人の生徒には”すごく期待しているよ“と言い、もう1人の生徒には”君は本当にダメな子だ“と言います。
これを言い続けることによって、元々はそうでなかった子が本当に優秀な成績をとるようになったり、反対に全然勉強ができなくなってしまったりするんですよ。
人って、他人に期待されると、その期待に応えようとする傾向があるんです。教師期待効果とも言うんですが。」


「これって日常的にもあるなと思っていて。 例えば、太っていて熊みたいな人がいたとします。その人に初めて会った時、外見を褒めるとしたらなんて言いますか?」

ーえ…”太ってますね”とは言えないので、”優しそうですね”と言いますね。


「そうですよね。で、この熊みたいな人は、毎回初対面の人に”優しそうですね“と言われるんですよ。
そうすると、元々優しくなかったとしても、”あれ、俺、優しくないとダメなのかな?“と思い始めて、だんだんイメージ通りの優しい男性になっていくことがあるんです。」


「これは性癖にも当てはまると思います。
オラオラ系の外見の男性が”夜激しそうだね“って言われたら、何となくそうしなきゃいけないと思ったり…。
性に関しても、人は他人の期待に応えようとしてしまうんですよね。」



体型に表れる男性ホルモンの量と、他人からの期待に応えようとすると性、双方の理由から見た目で性癖が分かるそう。
もちろん例外はあるでしょうが、そう言った傾向があるのは間違いないと言えそうです。

下ネタをよく話す男性は、性的コンプレックスを抱えているってどういうこと?

自分自身も当てはまらないか、今一度普段の言動を振り返ってしまうのがこちらのツイート。



ー下ネタを頻繁に言う人は夜もすごそうなイメージですが…自分に自信がないんですか?


「これも、そうだと思います(笑)。
例えば、全裸でコートを着て街を徘徊して、女性の前でコートをバッと広げちゃったりする、露出癖がある人っているじゃないですか。あれって、自分のちんこがめっちゃ小さい人でもやるんですよ。というかむしろ、ちんこが小さい人の方がやりますね(笑)。」


ーな、なんのために…?


「自分のちんこに自信がないからこそ、”俺こんなことできるんだぜ“っていう行動を起こすことで自尊心を保っているんです。
下ネタも同じで、実際のプレイに自信がないからこそ、普段から下ネタを話すことで”俺こんなこと話せちゃうんだぜ“っていうアピールをしているんです。」


ーということは、大島さんは…?


「Twitterでつぶやいたり、本まで出したりしてますが、いざってなると恥ずかしくなっちゃいますね(笑)。」


ー(笑)。

飲み会でついつい下ネタを言ってしまうという方、多いのではないでしょうか。
夜に自信がない場合、性的コンプレックスを抱えている場合は良くないギャップに繋がってしまう恐れがあるので、気をつけましょう。

モテなくても「モテる」と思い込むことが大事?モテるにはどうしたらいい?

最後に、Twitterは関係ありませんが、”モテたい”と悩んでいる世の男性のため、性に関する様々な知識を持っている大島さんに、こんな質問をしてみました。

ー大島さんが思うモテる男とは、ズバリどんな人でしょう?


「うーん…本当に個人的な意見になっちゃうんですけど…。
ぼく自身、”男とか女とがどっちでも良いじゃん“って感じで、本来の男としてのぼくに他人から期待されていたことを、無視して自由に生きてきてしまったので…逆に頑張って男性という役を演じている人に惹かれます。
男だからって頑張って女性をリードしようと思っている人とか、男だからこうした方が良いよね?って思って行動している人とか。」


ーそれは、自分にないものを持っている…というか、自分が辞めたことを頑張っているからでしょうか?


「うーん…。ちょっと上からに聞こえてしまうかもしれないんですが…”ぼくにもこんな時期あったな“って可愛く思えてしまうんです。
それで好きなることが多いかな。だけど、自分にないものを持っているというか…お互いの持っているものが干渉し合わないのも大きなポイントだと思いますよ。」


ーなるほど。確かに強い”個”をお互いに持っていると、干渉し合ってしまう場合も多いですよね。
では、大島さんの好みに関わらず、一般的にモテる男性ってどんな男性だと思いますか?


「これを言ったら本末転倒になってしまうんですが…世の中モテる人がモテると思うんですよ(笑)。
結局のところ、セックスって子孫を残すためにするものじゃないですか。だから、優秀な人との子孫を残したい、優秀な人とセックスがしたいと思うのは普通のことですよね。
彼女がいる人ほどモテたりするのは、他の女性に愛されているその人を見て”あ、あの人優秀なんだな“って無意識の内にみんな思っているんじゃないですかね(笑)。」


ー確かに、既婚者がカッコ良く見えてしまうという話は、周りの女友達がから良く聞きます(笑)。


「そうでしょうね。
ただ、モテる人が一生モテ続けるわけでもないんですよ。モテない人もまた然りです。タイミングがあると思うんです。そのタイミングが何に関わっているかは今まさに調査中です(笑)。」


「ただ、短い期間で見ると、女性はモテる時期があります
以前、女性のストリッパーさんが、排卵期前に収入が増えるというデータを見たことがあるんです。排卵期前は妊娠の確立が上がるから無意識にフェロモンが出ているのか、お客さんが増えるらしいです。」


ーそうなんですね。
男性には、男性ホルモンが増える時期ってあるんですか?


「男性も、1年の中で10月くらいが最も男性ホルモンの濃度が高くなると言われていて。
これは年間を通した性行為の頻度のグラフともぴったり一致しているので、何かしら出ているとは思いますね。」


ー男性ホルモンが強いと、男性は単純にセックスがしたくなると思うんですが、女性にとって男性ホルモンが強いとかっこ良く見えたりするんですか?
そういった男性を見て、女性もセックスしたくなるんですか?


「うーん…。
女性って脳と体の興奮が別々なんですよね。男性は勃起したら大体脳も興奮してるんですが、女性ってびしょびしょに濡れていたとしても興奮しているとは限らないんですよ。
女性を脳まで興奮させるには、ストーリーが必要です。シチュエーションとか、相手がどれだけ自分を求めてきているかとか。だから、男性ホルモンが強くて、その結果すごく自分を求めてくる男性には、脳から興奮できる女性が多いかもしれません。」


ーなるほど。では10月の男性ホルモンの濃度が高い男性が、男らしく相手を求める感じで女性に迫ればモテるかもしれないということですね。


「セックスまで持ち込めればモテるかもしれませんが、そこまで持ち込めるかは分かりません(笑)。
ちなみに男性は視覚で勃起して、興奮します。女性のボディラインとか顔とか。
キスの時に女性は目を瞑るのに男性は瞑らない人が多いのは、ここからきていると思います。」


ー言われてみれば…。セックスの時に、女性は恥ずかしいから電気を消したがる人が多いけど、男性は電気をつけたがる人が多い気がします。


「それもありますね。
余談ですが、AVとかでよく嫌がる女性がびしょびしょに濡れていて、男性が”口では嫌がっても体は正直だな“とか言うシーンがありますが、あれ、絶対男が勝手に考えたセリフだと思うんですよ。女性からしたら、本当に興奮してない場合もありますから(笑)。
AVの場合は良いですが、プライベートであのセリフを言うのは要注意です(笑)。」


ーこれはちょっと、世の男性に伝えたいですね(笑)。


じゃあ、モテたい男性ってどうしたら良いんでしょう。メスイキの話の時に、有効な手段として自己暗示がありましたが、これと同じで自分のことをモテる男だと思い込んだら実際にモテたりしないんでしょうか?

※メスイキの自己暗示についての話は、前編をご覧ください。

「モテるかもしれませんね。
どちらにせよ自分のことをモテないと思い込んで、自信がないように振舞っていたり、彼女ができなくて焦っている様子を出しているとモテません。余裕のある男性、自分に自信のある男性の方が優秀な遺伝子を残せると思われやすいですから、モテなくてもモテるかのように振る舞うことは案外大事だと思います。」


「あと、思い込んでいるうちに本当にそうなったりしますからね。
今モテなくて悩んでいるという人は、自信を失うのではなく、自分はモテると思い込んだ方が良いと思います。」



「自分はモテない」と自信を失ってしまっている男性、また焦りやがっつきが表に出てしまっている男性は、折角良い出会いがあっても女性に引かれてしまいがち。
どうせなら「自分はモテる」と思い込み、余裕ある言動で引かれるのではなく惹かれる男性を目指しましょう。

「男の娘」界を代表する大島薫さんの知識は、全ての男性の役に立つ

前編・後編と2編に渡りお伝えした大島薫さんインタビュー
男の娘として有名な前例になることを目標としている大島さんは、これからも書籍やメディアで様々な活躍をしてくれることでしょう。そんな彼の姿を見て、「男の娘になりたいけどどうして良いか分からない」という男性にも目標ができるはずです。
そして大島さんが私たちに与えてくれる性の雑学は、飲み会やちょっとした話のネタになるだけでなく、オナニーやセックスの概念、幅を広げてくれます。それらの知識を駆使すればモテる男も夢じゃない…かも?
これからもスーパー男の娘、大島薫さんから目が離せません。
大島さんの書籍が気になる方はこちらから。
Twitterが気なる方はこちらから。
ぜひ覗いてみてください!
※前編『ただのOLが話題の “男の娘”大島薫氏に、経歴とメスイキの真相を聞いてみた』が気になる方はこちらから。