国際結婚のきっかけは!?日本人男性×アメリカ人女性の夫婦に聞いてみた

日本人男性にとって、外国人女性をパートナー持つということはなかなか難しいことです。
とはいえ、一度は「違う国の女性と付き合ってみたい…」と思っている男性も多いことでしょう。
では、外国人女性を妻に持つ日本人男性はどのようにして奥様のハートを射止めたのでしょうか…?
そこで今回、オーストラリアに在住し、アメリカ人の奥様を持つ「森さん(仮名)」に出会いのきっかけと結婚に至るまでの経緯をお聞きしました!

きっかけは一軒のジャズ・バーで


− 森さんは、元々日本でなにをしていたんですか?
森:「日本にいるとき普通に働いていました。ひとつ人と違うことがあるとすれば、趣味でトロンボーンをやっていたんです。それで、『どうしても音楽を海外でやってみたい!』と思い、仕事を辞めてオーストラリアに渡りました」
− なるほど。じゃあ英語は元々喋れたんですか?
森:「全然喋れませんでした。強いていうなら、A〜Zがわかるくらいですね。高校出てすぐ働き始めたので勉強は全然していません」
− それでよく海外にいきなり行きましたね!
森:「そうですね。とにかく音楽だけの一点突破です。なんとなく、言葉の壁を超えていく力が音楽にはあるんですよ。言葉がわからなくても意思疎通ができるというか。それで、オーストラリアの日本人レストランで働きながら夜は楽器を持ってバーに突撃してました
− かなり本気でやっていたんですね!
森:「はい。そしてある日、僕がある一軒のジャズバーに行ったんですね。いつも通り、セッションさせてもらうために行ったのですが…そこで女性が歌っていたんです。それが、今の奥さんです」
− ええ!ジャズバーで出会うとは非常にロマンチックな…!
森:「僕はとりあえず演奏できる場所を探していたから、彼女に声をかけたんです。『いい歌声だね。もしよかったら一緒にセッションしよう』と。それでセッションをして意気投合して飲みに行ったんです。そうしたら好きな歌手までほぼ一致して…最終的には向こうから『家にこない?』と誘われたという…!」
− 女性のほうから誘ってくるとはさすが…!
森:「血気盛んな青年だった僕は、期待を込めて行ったのですが…身体に触れた瞬間出てめちゃくちゃ怒られて、『出て行け!』と言われまして。撤退を余儀なくされたんです」
− なんと。まぁ確かに初日からは流石に早すぎる気もしますが、日本と海外だとそこら辺の違いがわからないですよね。
森:「そうなんですよ。『向こうから誘ってきたからいいのでは』と思ったらダメだったので…。まぁ、後日聞いた所、『海外の女性はなにかと軽いかも?というイメージが日本では先行しているけど、本質的には日本人女性と変わらない。愛がなきゃダメ』と言われました。それはそうだよなぁと」
− これは勉強になりますね。愛がなければダメというのは、やはり世界共通だったんですね…!!
森:「まさに。彼女はオーストラリアとアメリカのハーフで、お母さんは一時期日本で英語の教師をしていたんですね。なので、ほんの少しは日本に理解があったので助かりましたが…!」

どうやって結婚に踏み切った?ポイントは花


− そこから付き合って結婚に至るわけですが、どのような経緯があったんですか?
森:「そのまま一緒にいることが多くなって、自然と付き合うようになりました。やはり音楽をやっていたから、連絡を取り合わなくても大体いる場所がわかるという感じだったので。そして僕の帰国が迫ったある日に、思い切ってプロポーズをしたんです」
− なんと言ったんですか?
森:「『テーブルに花を絶やさない家庭を作ろう』と。彼女は花が好きで、いつもテーブルに花が飾ってあったので。これからは僕がその花を生けるという意味を込めて伝えたんです」
− またロマンチックなプロポーズですね…!
森:「それで見事結婚に至りました。親も賛成だったので、割とスムーズに進んだと思います。それでかれこれ20年近く、オーストラリアとアメリカと日本を転々としながら生活をしています」
− ではズバリ、外国人の奥さんをゲットできた理由はなんだったのでしょうか?
森:「そうですね。海外の女性と付き合うことの一番大事なポイントは『少年よ趣味を持て』ということです」

趣味や好きなことがあれば「国にかかわらず繋がることができる」


− 趣味を持てと…?
森:「はい。好きなことが一致すると途端に仲良くなるのは日本人女性も外国人女性も同じです。僕は出会って一年後には結婚しましたが、この時点で完璧に意思疎通ができていたかと言われると怪しい。でも、共通の趣味があったからこそ、ここまで深い仲になれたんです」
− なるほど。確かに、趣味がなかったら出会えていませんよね。
森:「少ないですが、周りには僕らと同じ日本人男性と外国人女性の夫婦がいます。その方達の特徴として、共通の趣味を通じて結婚した人たちがほとんどなんです。山登りや釣りなど、結婚後も夫婦で一緒にやっている人たちが多い。だからこそ、男性はこれが好きだと言う趣味を持つのが一番いいですね。あと、趣味でも本気でやること。これはとても大事です」
− 趣味でも本気とは?
森:「こちらの人は趣味も運動もボランティアでも全て、すごい熱量を持って取り組むんです。日本人で言う仕事と同じかそれ以上の熱量を捧げてやる。だから中途半端にやらずに、やるんだったら何事も本気でやることが大事なんです」
− それは外国人の奥様をゲットするにかかわらず、人生楽しむためにとても大事なことのような気がします。
森:「そうですね。奥さんもそうですが、そのような姿勢で何事にも取り組むからこそ、こちらの人は人生をエンジョイ出来ているのだなと思います。これに気づいてから少し人生観が変わりましたね」
− 自分が熱中出来る趣味を持ち、何事にも本気で取り組む…。そうすれば、国際結婚も夢じゃないし人生も楽しくなるんですね!

趣味を持たないのは、可能性を減らしてしまっていることと同じ!

最近は、「特に趣味がない」という男性が多いもの。しかし、これは「可能性を減らしてしまっている」ことと同義なのかもしれません。
ぜひ、男性の皆さんはこれが好き!という趣味を見つけて様々な場所に顔出してみて下さい。
そうすることで、パートナーが見つかる確率がグンとあがることでしょう。
ちなみに、森さんオススメの「日本国内で外国人と交流したい人向け」のサイトはこちらだそうです!
https://www.meetup.com/ja-JP/