こんにちは、浜松一郎です。
私もいよいよ30歳になり、周りが結婚ラッシュに湧いてくるお年頃になってまいりました。しかし、男友達から聞く言葉はいつも同じ。
「というか、結婚ってどんな流れなのか全くわからん。親世代のもあまり参考にならないし」
そこで今回は、完全・男性向けに「これだけは知っておけば大丈夫」という結婚式までの流れをお伝えしたいと思います。
お話をお聞きしたのは、自身も最近結婚式を行い、結婚業界にいらっしゃる「プロ」お方。ここではマスターと呼びます。
(大人の事情で所属は記載できないことをお許しください)
なお、大前提として「結婚を前提にして付き合っている彼女がいる」という設定です!
【記憶に刷り込め!】決意表明→挨拶→紹介→式検討→両家顔合わせ
− 男性が彼女と結婚したい!と思ってからまずすべきことはなんなのでしょうか?ざっくりと流れを教えてください!
マスター:「まず、彼女に結婚の意思を伝えることからです。伝えることで、自分のけじめにもなりますからね。その場合、ロマンチックに記念日や彼女の誕生日に気合いを入れて用意をする人もいれば、自宅でさらっと伝える人もいて、その方法はさまざまです。ただ、本人が結婚の意思を伝えた“つもり”でも、彼女からしてみれば、『え?今のが?』『え?これでいいと思ってるの?』となることも多々起きているようなので、一世一代のプロポーズ。しっかり練ってやってみるのもいいのかもしれません」
− ちなみに、その際に渡すのが「婚約指輪」なんですよね?
マスター:「そうです。婚約指輪に関しては、最近は彼女が自分で選びたいという人も多いので、『プロポーズリング』という専用のリングを用意したり、他にもバラの花束、指輪以外に身に着けられるアクセサリーをプレゼントする人もいます」
− なるほど。婚約指輪と結婚指輪をふたつ渡してもあまり意味ないのでは…と思っていたのですが他のアクセサリーでもいいのか。
マスター:「そうですね。最近は指輪以外のものでも問題ありません。そして次のステップは『自分の親に報告する』です。メールでも、電話でも、対面でもいいので、自分の親に結婚を決めた人がいることを伝え、親への挨拶のスケジュールを組み、彼女の家にごあいさつしたのち、自分の家に招き挨拶をするという流れです」
− ほうほう。ただ、問題はその「彼女の家への挨拶」ですよね…!
マスター:「そうです!まず、男性は清潔感のある服装で、自宅にあがることが多いので、それをふまえた服装にしましょう。相手の親の好きなものもリサーチして、手土産も用意が必要です!「娘さんをください」はもう古く、ものじゃない!となってしまうことも多々あるので、『●●さんと、結婚したいと思っています。幸せにします』と気持ちを伝えることが大事です」
− 以前、親への挨拶の記事を書いてインタビューしたときもそんなことを聞きました。
マスター:「次が『自分の親に彼女を紹介する』です。どんな子なのかということも踏まえながら、親を安心させましょう。そしていよいよ『結婚式を検討する』フェーズに入ります。簡単には、そもそも結婚式をするかどうか、するならどこがいいのか、ゲストはどのくらいか、時期についてなど話をはじめる感じです」
− 両家の親を会わせるタイミングはいつなんですか?
マスター:「検討しつつ、両家食事会を企画するんです。結納する人は同じタイミングで次期検討です。両家の都合のいい日取りを決め、場所を検討します。料亭やホテルのレストランなどが多いですね。食事会の進行役は、新郎のケースが多いので、しっかり挨拶し、話を盛り上げましょう」
− ここらへん、後で詳しく聞きたいところです。
マスター:「最後に、『結婚式をするなら、式準備をスタートさせる』です。人気の会場であれば、1年前から予約可能です。準備が始まりだすのは、式の日の3か月前。その時期から忙しくなるので、それを念頭に入れながら自分の仕事の忙しいピークなどは避け、式日程を決めましょう!」
婚約指輪と結婚指輪ってなにが違うの?
− 先程も触れましたが、男として疑問なのが婚約指輪と結婚指輪です。これって、指輪じゃなきゃいけないんですか?
マスター:「そうですね…!最近では、婚約指輪ではなく、最近だと時計やカバンを贈る人もいます。婚約指輪を箪笥のこやしにするのがもったいない、普段から着けれる職業じゃない彼女の場合には、婚約指輪以外の選択肢もありだと思います」
− 婚約指輪の金額って…?
マスター:「未だ婚約指輪は『給料の3か月分』と思っている男性も多いですが、そんなことはありません。1か月分の素敵な指輪もあるので、検討してみてくださいね。なお、婚約指輪が必須かどうかはふたり次第ですが、婚約指輪と結婚指輪の重ね付けをする人は増えていたり、婚約指輪をファッションリングのように楽しむ人もいます。
『彼氏が贈る最後のプレゼント』が婚約指輪。その方次第ですが、あなたが選んでくれたプレゼントを受け取る彼女も幸せだし、贈られたものを両家の親にも食事会のタイミングなどで披露できれば、親は安心することまちがいないと思います」
− 二人だけのものというわけでもなく、両家の両親に対してのものなのか…!
結納はすべき?教えてマスター!
− あと疑問なのが、結納です。これってすべきなんですか?
マスター:「結納は基本的に、男性側の親がするかどうかを決定します。つまり、自分の親がしてほしいというスタンスであれば、彼女は家族であなたの実家か、料亭などに足を運び、結納の儀式を行います」
− なるほど。男側の親が決めるんですね。
マスター:「ちなみに結納は、しきたりが根強く残っている地域に多いですが、大体は、両家食事会のみを行っています。まずは一度、自分の親に結納をするかどうかを確認し、相手にも結納ってする?など聞いてみるのがベストですね!」
− 食事会というのは結納よりももっとライトな感じなんですかね?
マスター:「そうですね。料亭やホテルなどは、『両家食事会プラン』というのを設定しているところも多いので、それを利用するというのがおすすめですね。ちなみに、結婚式前に、両家の親睦を深める機会なので、ふたりが場を進行するのが一番です!」
− この場合、お金は…?
マスター:「お金の負担は、結婚するふたりが支払うケースが多いです」
− いやはや、お金がかかるぜ…!
結婚式の準備はいつから?
− あと、詳しく聞きたいのですが結婚式をやるとしたらいつから準備するがいいんでしょうか?
マスター:「そうですね。前述の通り、会場見学やブライダルフェアに関しては、式を予定している半年前~1年前がベターです。会場との打ち合わせは、式の3か月前から始まりますが、人気の会場であればすぐ日程が埋まってしまうので、早抑えした方が安心ですよ!また、ブライダルフェアなどは試食会がついている会も多いので、彼女とデートをかねて行ってみるのもありです」
− ほほう。デートとして行ってもいいのか。あと、ご自身の経験も踏まえて、男が絶対にはずしちゃいけないポイントってありますか?
マスター:「うーん、タイミングにもよりますが、結婚式であれば、『結婚式は女性のもの』と思ってはいけないということですかね。実際、結婚式は『ふたりのはじまりをお祝いする日』です。なので、それを意識して、準備を彼女に任せきりにしないことが一番だと思います」
− ふむふむ。
マスター:「お金ももちろん、かかります。ですが、ふたりでする初めての共同作業は、『ケーキカット』ではなく、『式準備』です。ぶつかることもあると思いますが、ぶつかることをめんどくさがらず、言い訳せず、今しかない出来事だと思って頑張ってみてください。当日迎える結婚式は、想像以上に幸せだと思います」
− 式準備にコミットする…!いい男はそれくらいできないとだめなんだな。
結婚までの道のりは長いようで短い
時代の流れもあり、結婚までの流れも多様化しているとはいえ、きちんと順序は守るべきです。
女性にとって結婚は一世一代の晴れ舞台であり、長く語り継いでいくものーー。だからこそ、いくら面倒だろうが仕事が忙しかろうがやることはやる。
私、浜松一郎も肝に命じたいと思います。
いつか自分もこの知識が役立つことを願ってーー。