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事実婚とは?メリットはあるの?AV男優しみけんに、ただのOLが聞いてみた

こんにちは。
ある時は経験人数9,000人超えのAV男優・森林原人氏セックスの正しい方法をお聞きし、ある時は「美熟女モノ」の生みの親であるAV監督・溜池ゴロー氏AVの過去と未来について伺い、またある時は話題の“男の娘”大島薫氏メスイキの真相を問い詰める…ただのOL、すたん子(仮名)です。
さて、相変わらずアラサー・独身・相手なしの三拍子が揃っている私ですが、いつかは結婚したいと夢見る日々を過ごしております。
そんな私の最近の悩みは
「結婚に消極的な男性多くない?」
ということ。
世の男性が結婚に消極的だと、私の夢が叶う可能性が下がってしまいます。非常に困ります。
結婚にハードルを感じ、消極的な男性が多いのならば、法律婚よりもハードルが低そうな事実婚について調べてみましょう。
「普通の結婚と何が違うの?」
「恋愛の多様性が広がりつつある現代で、どんな人におすすめなの?」
「メリットは?デメリットは?」

興味はあるものの疑問だらけなので、はあちゅう氏と事実婚をしたことで話題のAV男優・しみけん氏にお話を伺って参りました。

登場人物

しみけん千葉県生まれ。39歳。
男優歴20年、出演作品数9300本、経験人数は約1万人。日本のAV業界におけるトップ男優で、性の求道者。
趣味は、読書、ブレイクダンス、筋トレ、クイズなど多岐にわたり、東京オープンボディビル選手権大会60キロ級で6位入賞。
「地下クイズ王決定戦」(BAZOOKA!!!)では第4回、第5回の地下クイズ王に輝いた。
著作に「光り輝くクズでありたい」(扶桑社)、「SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義」(イーストプレス)、「やっぱり熟女がいちばんでした」(KADOKAWA)など。テレビ出演や講演会などマルチに活躍中。
Twitter:@avshimiken
すたん子(仮名)/アラサー
都内からど田舎に転職し、さらに出会いの機会を無くしたただのOL。一般人よりもちょっとだけ、世間の人々の性の悩みに敏感。
周りに若い男性がいないにも関わらず、世の男性の結婚観について勝手に不満を持っている。

プロポーズは「うるせーばかやろう」AV男優とブロガーが結婚するまで


まずはしみけん氏とはあちゅう氏が事実婚に至った経緯をお聞きするため、2人の馴れ初めについて伺いました。
「もともと接点は全くなかったのですが、僕が出演していたBSスカパー“BAZOOKA”という番組の“地下クイズ王決定戦”という番組をはあちゅうが観ていて。
それまでキラキラした世界で活躍していた彼女が“アンダーグラウンドでも、どす黒く輝く部分があるんだ”と感じたらしく、Twitterでフォローしてくれたんですよ。
僕としては“珍しい人にフォローされたな”と思い、DMで食事に誘ってみたんです。」


「その食事で意気投合し、愛が芽生えることに…?」

「ならなかったですね。
都内の高級ホテルに入っているミシュラン一つ星の中華でランチをしたのですが、僕がずっとうんこと生理用ナプキンとおりものの話をしてて。
はあちゅうは“この人、きもいな”と思っていたようです。」


「えーと…そこから何がどうなってお付き合いすることになったのでしょうか?」

「はあちゅうの話は面白かったし、頻繁に食事に行くようになって。
あと、僕は車が大好きなんですが、車を持っていない人をドライブに連れて行って、車の快適さを体験してもらい、車を好きになってもらうという趣味があるんですよ。
それで、食事に行く時は毎回ドライブがてらはあちゅうを送っていたんですが、電車移動に慣れているはあちゅうにとっては特別なことだったようで、ある日“これって付き合ってるの?”と聞かれて、そういうことになりましたね。
はあちゅうが取材を受けている記事には僕から“これって付き合っているの?”と聞いてきたと書かれていましたが…僕の記憶が曖昧で…(笑)。

「では、しみけんさんがはあちゅうさんを好きになった瞬間みたいなものはないんでしょうか…?」

茹でガエル現象って言うんですけど、気づいたらだんだん好きになっていたと言うか、好きと大切のハイブリッドと言うか。
“好きだ”と燃えるような恋愛というよりかは、じわじわと大切な存在になっていきましたね。」

うんこが大好きだというしみけん氏(食べる方)。この日のスニーカーもうんこでした。


「失礼ですが、付き合う前の肉体関係の方は…?」


「ないです。」

「しみけんさんってものすごく紳士で、ピュアと言うか、ちゃんとしてるんですね。
交際が始まってからは、どのような経緯で結婚することになったのでしょうか?」

「付き合って3年半くらいの時に、一度別れたことがあったんです。
原因は、僕が少し外の世界を見てみたくなって。“はあちゅうがいない生活ってどんな感じなんだろう”と思って別れを切り出しました。
そのときのはあちゅうは8時間くらい泣いていて…。
“3年半一緒にいても、ただのカップルだと、別れたら2人の間に何も残らない”と思ったそうです。
それがきっかけで、ヨリを戻してからは彼女の方が結婚を意識するようになった気がします。」


「3年半も付き合っていて別れたのに、何がきっかけでヨリって戻るんですか?」

「嫌いになって別れた訳ではないので、別れてからも連絡は取っていたんですよ。
4〜5ヶ月色んな人と会ったり、色んな世界に顔を出してみた結果、“はあちゅうといるのが楽しいな”と思って、ヨリを戻すことにしました。」

「これだけ有名で日々面白い人たちと知り合う機会が多いしみけんさんが、“やっぱり一緒にいると楽しい”と思うはあちゅうさん…やはりすごく魅力的な女性なんですね…!
しみけんさんは、はあちゅうさんとの結婚についてどう考えていたんですか?」

28〜32歳という女性にとって一番大切な時期を一緒にいたので、“結婚したい”と言われたら“分かりました”という感じですよね。
男としてそのへんの責任は取ろうと。」

責任感のある男性って本当にカッコ良いですよね。
ちなみに、プロポーズのお言葉は?
(さぞかしカッコ良いセリフを言ったんだろうな…!)

「ある日僕がなんかちょっとホンワカする話をしたんですね。
それに対して彼女が“これってプロポーズってこと?”って聞いてきたので“うるせーばかやろう”って返したんです。そうしたら、結婚することになりました。」


「…え?」

「昔から、ビートたけしさんが好きなんですよ。
なんて言うか、照れ隠しってことですね。」

同じ家に住んでいないと成立しない?法律婚と事実婚の違い

自分のプロポーズ?の台詞を思い出し、笑うしみけん氏。

初対面は高級レストランでうんこと生理用ナプキンとおりものの話。
一度別れを経験したあと、プロポーズの台詞は“うるせーばかやろう”と紆余曲折あったお二人ですが、なぜ法律婚ではなく事実婚という選択をしたのでしょうか。
「事実婚を選んだ一番の理由は、2人とも自分の名前で複数会社を持っていて、名字を変えるというのがすごく大変なことだったからです。
もともとお互い昔から事実婚に興味があったこともあり、“じゃあ事実婚にしようか”と。」

「お二人は事実婚をしたことを積極的に発信していますが、それも何か意図があるのでしょうか?
事実婚って実際している人は増えている気がするのですが、それを大々的に公言している人って少ないですよね。」

「そうなんです。生き方の多様性が叫ばれるようになって、働き方や恋愛観も色々な形が出てきた中で、“結婚”に関しては法律婚以外の選択肢を知っている人がまだまだ少ないなと。
法律婚の堅苦しさを感じている人たちのためにも、自分たちが事実婚を発表し、情報を発信していくことで、事実婚について知ってほしいという想いもありました。」


「事実婚って、法律婚と何が違うんですか?」

「事実婚をする条件として“同じ家に住んでいること”(住所が同じであること)が必須なのですが、別々の家に住んでいたので区役所で住民票を移して、その流れで事実婚の手続きをしました。」

「つまり、事実婚をしていても片方が引っ越してしまったら自動的に離婚してしまうということですね。
事実婚の手続きって、具体的になにをするのでしょうか?」

「まず、区役所の方がお互いの戸籍謄本を見て、本当に独身かどうかを確認します。
そのあと一緒に呼ばれて、事実婚の意志があるかどうか、最終確認をされるんです。」

「結婚式で言う、誓いの言葉のようなイメージですかね…?
事実婚の場合、戸籍はどうなるんですか?」

「戸籍は何も変わりません。住民票を取得した時に、続柄のところに妻(未届)と記載されます。
また保険証には、相手の保険証にのみ世帯主の欄に僕の名前が書かれます。
身分証明書のような、事実婚を証明するカードはありません。」


「携帯電話の家族割などは適用されるのでしょうか?」

「会社によりますが、確かできたと思います。
あと、子供ができた時は基本的に奥さんの方の名字になるのですが、これも手続きをすれば夫の名字に変更できるらしいですよ。」
「制度として、意外と色々整っているんですね。
法律婚と事実婚、どちらも経験があるしみけんさんですが、それぞれのメリット・デメリットは何だと思いますか?」

「あ、確かに。両方経験してますね、僕。
実生活における両者の違いは…ないですね。
今は、事実婚をしたことによる不都合が早く出てこないかなぁってワクワクしてるくらい。」

「では、不都合が出てきたら教えてくださいね!」

「結婚は、世界平和への第一歩」しみけんが語る結婚論

大体笑顔のしみけん氏。聞いているこちらも、自然と笑顔になります。

手続きの違いはあるものの、実生活においてはほぼ法律婚と変わらないという事実婚。
最後に、事実婚はどんな人におすすめなのか、そして、結婚を2度経験したしみけんさんが考える結婚論についてお伺いしました。
「事実婚は、やはり僕らみたいに会社を経営しているカップルとか、どちらも名字を変えたくないカップルにおすすめです。
“珍しい苗字でこの苗字をたやしたくない”という方にも良いでしょう。
あとは、昔の風習にとらわれずに新しいものを見ていこうっていう人にもおすすめかな。」

「女性側に男兄弟がいなくて、名字を途絶えさせたくないという場合にも良いかもしれないですね。
あと、結婚のハードルを高く感じている人は、事実婚を選ぶことで少しハードルが下がる気もします。(そうであって欲しい…)

結婚しても名字が変わらない・片方が住所を変えるだけで離婚が成立してしまうという点では、法律婚よりもハードルが低いですね。」

「法律婚、事実婚の両方を経験したしみけんさんにとって、結婚とは何ですか?
(2回結婚しているくらいだから、何かポジティブなことを言ってくれるはず…!)


…××ですね。


「…え?
(声が小さくて聞き取れなかった)

「あ、いや、何でもないです。
色々なことを学ばせていただける人生の寺子屋制度だと思います。」


「ほほう…寺子屋制度ですか。どうしてしみけんさんは結婚するのでしょうか?」

「僕の母ちゃんって、めちゃくちゃ細かい性格だし同じこと何度も言うし、なかなかのわがままっぷりで…しんどいんですよ。」


「は、はぁ。」

「で、昔オヤジに言ってみたんですよ。“よく母ちゃんと40年寄り添ってられたね”って。
そしたらワイン飲みながら一言、“我慢だよ”って。それを聞いた時、初めてオヤジのことを“すげぇオヤジ!リスペクト!”って思ったんです。」

「???
それで、しみけんさんも、結婚を通して我慢強い男を目指すことに…?」

「違います(笑)。
我慢することがカッコ良い訳じゃなくて、他人のために生きられる姿がカッコ良いなと。
結婚って、ひとりの人間としてよっぽどの理由がない限りするべきだし、世界平和への第一歩だと思うんです。」


(世界平和…?結婚のハードル、すごく高くなってない…?)

「独身の時って、自分の人生の主人公が自分じゃないですか。
でも、結婚したら主人公は自分じゃなくて家族になる。
自分のためじゃなくて他人のために生きられるようになることが、大げさだけど、世界平和への第一歩だと思うんですよね。そういう人が増えていけば、世界はもっと平和になるんじゃないかと。
結婚しない理由が“自分の人生の主役を自分以外にできない”ということなのであれば、まだまだ子供なんじゃないかな。一言で言うと“自己中”ですね。」

渋谷の街で結婚観について語るしみけん氏。カッコ良すぎです。

「確かに、家族のために生きるお父さんって、めちゃめちゃカッコ良いですし、みんながそういう思想を持って生きることができたら、世界はすごく平和になりますね。」

「まぁ、“自分のために生きたい人”はそれそれでありなのですが、それよりもタチの悪い人たちが…。
“結婚したら幸せになれるかな”“子供ができたら何か変わるかな”と自分の幸せを他力本願にしてしまう人たち。
こう考えているうちは幸せはやってきません。」


(あれ…?なんかグサグサくるぞ…。)

「結婚に夢や希望を持つ人も多いですが、持ちすぎると現実とのギャップに悩みが生まれてしまいます。
信用はしても期待はしない生き方をする。人は勝手に“○○してくれるだろう”と相手に期待をしてしまいがちですが、その期待が裏切られると怒ったり喧嘩になったりします。
だったら初めから他人に期待しない生き方をすれば、裏切られることもないし、怒りが沸くこともないですよね。」

「そうですよね…。夫婦喧嘩の大半が“嫁が◯◯してくれない”とか“◯◯するような人だと思わなかった”とか、相手への勝手な期待からくるもののような気がします。
(結婚したことないけど。)
よく、“結婚はしたいけど今じゃないんだよね”と言う男性がいますが、それについてはどう思いますか?」
「そう言う男性は、いつまでたっても何らかの言い訳をして、結婚しないと思います。“金があったらやるのにな”と言う人は“金があってもやらない人”なのと同じ理論。
理由をつけて二の足を踏んでいるのならばやれば良いと思います。
やる前に悩んでもなんの解決にもならないので、結婚にせよ仕事にせよ、人生なんでもやってから悩めば良いんです。まぁ、結婚は相手の人生もありますから何とも言えませんが…。うまくいかなかったとしても、そこから学ぶことはたくさんあるでしょう。」

「そういう考え方を理想として持つ人は多くても、人生をかけて実現していける人って少ないと思います。
結婚に消極的な男性たちには、“とりあえず結婚してから悩んでみる”“お金が足りないのなら頑張って働く”という潔さが必要なのかもしれないですね。
しみけんさんは、今後は自分のためではなく、はあちゅうさんの為に生き、彼女の幸せに貢献できたらな…という感じですか?」
「そうですね。
はあちゅうを幸せにすることで、僕も人間として、世の中を少し平和にする一役を担えたらと思います。」

事実婚の方が、制度面でのハードルは低いかも?悩んでいるなら結婚しよう

しみけんさんのお話をまとめると、法律婚と事実婚の制度的な違いは以下のように。

・結婚しても名字が変わらない
・住所が同じでないと成立しない(片方が住所を変えるだけで離婚が成立してしまう)
・手続きを役所で行うという点では両者に違いはない
・住民票の続柄の欄に相手の名前は載るが、(未届)と記載される
・保険証には、「相手の保険証にのみ」世帯主の欄に「相手の名前」が書かれる
・事実婚専用の証明書のようなカードは今のところ無い

実生活での違いはあまりないとのことですが、本当にないのかどうか、現在しみけんさんが身を持って検証中とのことなので、しばし報告を待ちましょう。
法律婚に比べると、制度としてハードルが低い点はいくつかあるので、一般的な結婚に対してハードルの高さを感じている方は、事実婚を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
「養っていけるかどうか不安」「仕事が忙しい」と色々悩んでしまうのであれば、とりあえず結婚してから考え、その都度どうにかしていけば良いのかもしれません。
「そもそも、自由でいたいから結婚したくない」という方は、人類のために、世界のために、ひとりの人間として結婚しましょう。
世の男性が結婚に対して積極的になり、その暁に私も結婚できますように。
現場からは、以上です。

※いつもは、カメラマンも自分でこなす私、すたん子ですが、今回の写真はアラサー・独身・相手なしの三拍子仲間でありフリーカメラマンであるじょりんこあゆみ@jyorinko_ayumiが撮ってくれました。我らに幸あれ。