彼女の浮気…。それは男性にとって、忘れがたい悲しき思い出。
疑いたくはないと思っても、気になってしまったら最後。真実を知りたくなってしまうもの…。その時、男は「名探偵」になるのです。
今、あなたがこのページを見ているということは、彼女の浮気について少なからず悩んでいるか、悩んだ経験があることでしょう。
というわけで今回は、「浮気された男性たち」に深く悲しい思い出を掘り起こしてもらい、彼女の異変からその一部始終を聞いてきました。
「未だ見ぬ友の助けになるのなら」と、ときには涙し、肩を落としながらも語ってくれた勇者たちに敬意を払いつつ、カップルたちのストーリーを紐解いていきましょう。
※名前は皆さん、仮名です。
「目は口ほどに物を言う」それが“言葉”でなく“心”で理解できた
− 早速ですが、経験をお聞かせいただければと。浮気の兆候ってなにあったんですか?
荻原さん:「なんとなく、態度が変わっていったのがわかったんです。心ここあらずって感じで。特に『めちゃくちゃスマホを触り出し、トイレいくにもどこいくにも持ち歩き始めたこと』ですかね」
− スマホをですか。結構ありがちな兆候ですね
荻原さん:「はい。一緒にいるときも僕ではなく、スマホを見ていました。LINEの通知ってあるじゃないですか?ロック中の画面に表示されるやつ」
− ええ。
荻原さん:「結構友達も多かった彼女だったので、しょっちゅうブーブー鳴ってたんです。それがある日を境に、全く鳴らなくなったんですよ。そこでピンときたんですよね。『通知をオフにしている…』と…」
− なるほど…。だから、スマホをよく見るようになったと。
荻原さん:「そうだと思います。それが『見える変化』。そして、本人が意識していないようで僕が一番気になった変化は『目を見て話してくれなくなった』ことです」
− 目をみて話してくれない?それってわかるもんなんですか?
荻原さん:「わかるんですよ。さっき態度が変わったのがわかったと言いましたが、これです。目なんですよ。本当に」
− 目か…。
荻原さん:「ほぼこの時点で確信していたんです。『あっ好きな人できたな』って。でも僕は当時めっちゃ好きだったので、クリスマスにサプライズを仕掛けたんです」
− おお!
荻原さん:「しかし、そのサプライズを仕掛けた後、フラれました。『もうなんか無理』と言われて…」
− では結局浮気していたかはわからないまま別れたんですか?
荻原さん:「いいえ。その後日、僕の友人が彼女を見かけたらしく。男性と手を繋いで歩いていたって…。しかも、それがクリスマス当日、僕がフラれた後の時間だったんです」
− ということは…
荻原さん:「そうですね。僕のサプライズなんてもう通過点で、早く次の所へ行きたかったんでしょう。つまり、同時並行でクリスマスに予定を作っていたんですよ…。ハハハ…」
− ハハハ…
荻原さん:「なので、僕の意見としては『目は口ほどに物を言う』。これは真実ですね。スマホの件も大きかったですが、気付いたのは目を見てくれなくなったことですから。だから、浮気を疑っている男性たちは彼女の目をこれでもかというくらい見て話してみて下さい。すぐそらしたりとか、違う行動をしたら『兆候アリ』です」
− 勉強になりました…。
服装が変わると、きっと気持ちも変わる。髪型はもっと変わる
− よろしくお願いいたします。
高木さん:「僕の場合は、はっきりと兆候がありました。それがズバリ服装ですね」
− えっ?スマホでもなく、服装ですか?
高木さん:「はい。間違いなく、服装です。それまでは、どちらかというと女の子っぽい服装をしていたんです。スカートとか、ロングコートとか着て。でもなんかじわじわとストリート系になっていったんです。いきなりスニーカーとかキャップとかかぶりはじめて。しまいには、ヘッドホンを首にかけてました。耳ではなく…」
− 高木さんの服装に影響されてとかじゃなくてですか?
高木さん:「全然。僕の服装は全く変わらないです。それから、本当にハマっていって。土曜の朝とか早く起きて人気のショップに並びにいったり、オンラインでやたら服を買うようになったり。でも最初の頃は『女性はこうやって服装を変えていくのか』くらいにしか思っていなかったんですが…」
− 確かに、女性が服装をスイッチする瞬間てオトコにはわからないですもんね。
高木さん:「ある日、髪をですね。結構切ってきたんです。この時、気付いたんです。『あれ?もしかして好きな男性の好みに向かっていっているのではないか』と…」
− 髪と服…。女性にとってのアイデンティティが全て変わってしまったんですか…。
高木さん:「もうこれは完全におかしい。なので、ある日彼女が寝たあとに『定期を買いにいく』と言って外にでたんです。彼女の定期を持って」
− え?彼女の定期を買いにいったんですか?
高木さん:「違います。自分の定期を買いにいくと言ったんですが、これはフェイクで、本当は彼女のスイカの履歴を確認しに行ったんです」
− スイカって履歴見れるんですか!
高木さん:「はい。確か100件まで。今思うと、ちょっとやりすぎたかなと思うのですが、あのときはそれしか思いつかなくて。問いただす材料はマジで服装だけだったので…」
− で結果は…?
高木さん:「真っ黒でした。LINEで『今日はここにいるー』と言ってた場所なんて全くでてきませんでした。聞いたことのない駅名が並び、しまいには同じ駅の名前がズラって並ぶ日があるんです」
− ということは、男性に会いにいってると。
高木さん:「はい。ただ、証拠は証拠なんですが、スイカ見たとかはちょっと言えないので。なんとなくその駅にいくルーティンがわかったので、駅で待ち伏せしてみたんですよ」
− そうしたら…?
高木さん:「はい。知らない男性が迎えに来て、仲睦まじく歩いていきました。後日、そのことを伝えました。〇〇駅で男と歩いたのを見たって。そうしたら、その男が好きだと言ってフラれました」
− フラれたんですか…。
高木さん:「はい。なので、僕の意見は服装が大きく変わった時点でグレー、髪型でクロですね。服装って系統もありますが、デザインもあるじゃないですか。だから、ずっと無地だった彼女が、いきなり柄物とか着始めたらちょっと疑うようにしています。そして、結構あたります。その彼女以外も服装で浮気が発覚してしまったことがあるので」
− 服装か…。要チェックですね。
もはや兆候でもない。そう僕は「違う名前を呼ばれた」のだから
矢部さん:「僕が感じた浮気の兆候は正直あまり感じなかったというか…。そもそも、遠距離だったから月1くらいしか合わなかったですし、3、4年付き合ってたからラインもそんなにこまめにはしてなかったんです」
− なるほど。そりゃ遠距離だと気づかないですよね。
矢部さん:「ただ、やっぱり振り返ってみると、服装と化粧は変わった瞬間がありました。元々そんなにオシャレには興味の無い子だったんですけど、『それなりのOL』って感じの服装になってたんです」
− おお!やっぱり服装なんですか!
矢部さん:「他の浮気された経験者の方も言ってましたか?やはり服装は結構あるかなと思います」
− それで、決定打はなんだったんですか?
矢部さん:「決定打というか…。実は僕、その子にはわかっている範囲で2回くらい浮気されてて。1回目は兆候ではなく、いきなりクリティカルだったんですけど『寝てる彼女にちょっかい出してたら違う人の名前で呼ばれた』んです。おそらく彼女は寝ぼけてたんだなと。意識がはっきりした時に問いただしたら場が凍りつきました」
− それはなんとも…。
矢部さん:「でも別れなかったんです。それでも好きだったので。そして2回目ですが、この時の兆候が服装だったんです。で、決定打は単純。その時なぜか僕の浮気を疑われて喧嘩してる時に、言われたんです。『あなたの他にも好きな人がいる。でもどっちも好きだ』と…」
− どっちも好きだは一番キツイやつですね。
矢部さん:「僕は浮気なんか全くしてなかったんですよ。ただやはり遠距離ということもあって、常にお互いを疑っている節はありました。で、結果として別れました。流石に2回浮気されてどっちも好きだと言われたら、こりゃ付き合えないなと…。ちなみに、浮気相手と結婚をしたみたいで幸せに暮らしてるようです」
− 悲しい結末や…。
矢部さん:「なので、これ服装もそうなんですけど…。なんとなく僕が感じるのは、『疑い始めた時点ですでになんかしらある』のではないかと思いますね。だいたい『怪しいな』って思った場合、シロだったってことなくないですか?」
− 確かに…。
矢部さん:「なので、疑い始めた時点でなんとなくお互いのこれからの話とかしたほうがいいなってことを浮気されて学びました。普通に付き合っていると、なんとなくそんな話もしなくなるじゃないですか。だからこそ、そんなタイミングで立ち止まってこれからのことを話し合う時間を作ると。これが大事なんじゃないかなと思います」
− そうですね。なかなか将来のこととか付き合ってだいぶ経つと話さなくなりますもんね。
兆候は目・服装・スマホーー結果は大体別れている。だからこそ、話し合うべき!
3人の勇者たちが語ってくれた赤裸々な浮気され体験。皆さんはどちらかというと、「いきなり別の男性と歩いているのを目撃した」などのきっかけではなく、「目を合わせてくれなくなった」・「服装が変わった」・「雰囲気が変わった」など、ちょっとした変化で浮気の兆候を感知したようです。
そして、最後の矢部さんが言っていたように、そんなタイミングこそお互いで話し合うべきなのかもしれません。
あなたがパートナーに感じている違和感…それは当たっている可能性は高い。だからこそ、お互いを再度見つめ合うチャンスなのかもしれない…。
もし、彼女に浮気の兆候を感じて悩んでいるのであれば「ピンチをチャンス」に変えてみては…いかがでしょうか…?