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お酒が苦手な女性が喜ぶ「カクテルレシピ」を元バーテンダー・浜松一子がご案内

こんにちは、浜松一子です。
男女の仲を深める上でとっても役に立つもの、それはお酒
しかし、気になる女性や彼女が「お酒が苦手で全然飲めな〜い」というタイプの方、いるのではないでしょうか。
そこで今回は、お酒が苦手な女性と恋愛をしていて
「一緒にお酒を飲めたらもっと楽しいのにな。」
「お互い酔っ払ったら、もっと深い話ができたり、色々…ムフフ。」

と思っている男性に向け、元バーテンダーの私、浜松一子がお酒が苦手な女性でも飲みやすい、自宅で簡単に作れるカクテルのレシピをご紹介します。
一緒にお酒が飲めるだけでなく、「○○君ってカクテル作れるの?すご〜い」と尊敬されちゃうかも?
甘〜いカクテルの作り方をマスターし、甘〜い夜を過ごしましょう。

早く飲まなければらないものと時間をかけて飲むことができるものがある?カクテルの種類

各カクテルのレシピを紹介する前に、まずはカクテルを作る上で知っておきたい豆知識と、今回使用するアイテムをご紹介します。
ひと口にカクテルと言っても、ショートカクテルロングカクテルの、2つのスタイルがあります。

ショートカクテルとは、短い時間で飲み切らなければいけないカクテルのこと。
氷が入っていないため、ぬるくなる前に早く飲みきる必要があります。
シェーカーを使ってシェークをして作る場合や、ミキシンググラスと呼ばれる専用のグラスに氷と材料を入れ、バースプーンでかき混ぜて作る場合があります。
※シェーカーを使ったカクテルの作り方をシェーク、ミシンググラスを使ってバースプーンでかき混ぜて作るカクテルの作り方をステアと呼びます。
代表的なショートカクテルはマティーニなど。ショートカクテルには、アルコール度数の高いものが多いです。

ロングカクテルとは、時間をかけて飲むことができるカクテルのこと。
大きめの、氷が入ったグラスに入っているのが特徴です。
グラスに直接材料を入れて、バースプーンで混ぜるビルドと呼ばれる作り方が一般的で、家庭でも簡単に作ることが可能。
また、ショートカクテルに比べてアルコール度数の低いものが多いので、お酒の苦手な女性にはロングカクテルがおすすめです。

という訳で今回は、「家庭で簡単に作れる」、「お酒が苦手な女性でも飲みやすい」、「時間をかけてゆっくり飲むことができる」という観点から、ビルドで作るロングカクテルのレシピをご紹介します。

ロングカクテル作りに必須!2つのアイテムとは?

ロングカクテルを作る際に必要なアイテムは2つ。

その1.メジャーカップ


メジャーカップは、お酒の量を測る時に使います。サイズによって違いますが、一般的なのは小さい方にフルで入れると30ml、大きい方にフルで入れると45mlになるもの。
カクテルのレシピは、リキュール30mlやリキュール45mlという表記が多いので、このメジャーカップがあるととてもスムーズにリキュールの分量を測ることができます。
※今回はSサイズのメジャーカップを購入したので、小さい方(上の写真の上半分)にフルで入れると15ml、大きい方(上の画像の下半分)にフルで入れると30mlになります。

メジャーカップの持ち方は色々なものがありますが、今回は上の画像のように左手(利き手と逆の手)の人差し指、中指、薬指を使って持ちます。

その2.バースプーン


カクテルを混ぜる時に使用するバースプーン
バースプーンを使ってカクテルを混ぜることをステアと言い、お酒を混ぜる時は軸がぶれないように回転させます。

バースプーンの持ち方も色々なものがありますが、今回は上の画像のように右手(利き手)の人差し指、中指、薬指を使います。
では、この2つのアイテムを使って、甘〜いロングカクテルを作ってみましょう。

スイーツのような感覚でグビグビ飲める!ピーチヨーグルト

初めに紹介するのは、まるでスイーツを食べているかの感覚でグビグビ飲めてしまう、ピーチヨーグルト

<ピーチヨーグルトレシピ>
・ピーチリキュール(サントリー ルジェ ペシェ)…30ml
・カルピス(原液)…30ml
・牛乳…60ml
・グレナデンシロップ(明治屋 マイグレナデンシロップ)…適量
・トッピング用フルーツ…お好みで

まずはグラスいっぱいに氷を入れ

上の画像のように左手の人差し指と中指でグラスを固定し、バースプーンを使って氷だけでステアをします。
氷だけでステアをすると、グラスを冷やすことができます。この時、溶けた氷から水が出るので、出た水は捨てておいてください。
※冷えていないグラスでカクテルを作ると、氷が溶けて水っぽい味になってしまいます。

グラスを冷やしたら、早速カクテルを作りましょう。
氷にあたらないように、ピーチリキュール→カルピス→牛乳の順に入れ、ステアをしてよく混ぜます。
※リキュールや割る物を氷の上から注いでしまうと、氷が溶けてしまい、水っぽい味になってしまいます。

仕上げに、氷にあたらないように、グレナデンシロップを注いでグラスの底に沈め、飾りのフルーツをつければ完成です。
※グレナデンシロップとは、ザクロの果汁と砂糖でできた、糖度のかなり高いノンアルコールのシロップです。糖度が高く重いため、最後に入れてもグラスの底に綺麗に沈みます。

カルピスと牛乳を混ぜることで、ヨーグルトのような味に。
今回のようにピーチのリキュールと合わせてピーチヨーグルトにしても良いですが、カルピス+牛乳の組み合わせは、大抵のフルーツ系リキュールにマッチするので、他のリキュールでも試してみてください。

スッキリとした甘みが、大人の女性にぴったり!紅茶フィズ

次に紹介するのは、さっぱりとした甘みが特徴の紅茶フィズ

<紅茶フィズレシピ>

・紅茶リキュール(サントリー リキュール ティフィン ティーリキュール)…45ml
・レモン…1/8個
・ソーダ…80ml

レモンは、1/8にカットしたら

点線の部分を切り落とし、苦味を抑えます。

氷をステアして冷やしたグラスに紅茶リキュールを入れ、カットしたレモンを絞ります。
この時、レモンの汁が周りに飛び散らないよう、また、しっかりグラスの中に入るよう、画像のように左手を添えてください
ソーダを入れれば、完成です。

さっぱりとしていて、爽やかで飲みやすい紅茶フィズ。
甘いカクテルが苦手という方におすすめです。飲む時は、ストローかマドラーでしっかりと混ぜてから飲みましょう。

セクシーな見た目で上品な香りの、バイオレットフィズ

大人の女性にぴったりで、香りの上品なバイオレットフィズ

<バイオレットフィズレシピ>
・パルフェ・タムールリキュール(ボルス パルフェ・タムール)…45ml
・レモン…1/8個
・ソーダ…80ml

氷をステアして冷やしたグラスにパルフェ・タムールを入れ、ソーダを入れてステアします。
この時、混ぜすぎるとソーダの炭酸が抜けてしまうので、バースプーンで氷を持ち上げるように数回混ぜればOK

柑橘系の果物をベースに、ニオイスミレ、バラ、アーモンド、バニラなどで香りづけされているパルフェ・タムール。
ニオイスミレの独特で上品な香りは、他のリキュールでは味わえません。まるで香水のような風味で、好きな人は大好きになるリキュールです。
色合いもセクシーなので、大人の夜にピッタリ。
お好みでレモンを絞ってお飲みください。

メロンソーダが好きな女性におすすめ!メロンモーニ

次に紹介するのは、メロンソーダが好きな女性におすすめしたい、メロンモーニ

<メロンモーニレシピ>
・メロンリキュール(サントリー ミドリ リキュール)…45ml
・グレープフルーツジュース…30ml
・トニックウォーター…60ml
・ブルーキュラソー(モナン ブルーキュラソウ・シロップ)…適量
・トッピング用フルーツ…お好みで

氷をステアして冷やしたグラスに、メロンリキュール、グレープフルーツジュース、トニックウォーターの順に入れ、再びステアをして混ぜたら仕上げにブルーキュラソーをたらします。

ステアの際はバイオレットフィズと同様、トニックウォーターの炭酸が抜けないように、バースプーンで氷を数回持ち上げるようにして混ぜましょう
※ブルーキュラソーとは、オレンジの皮と糖分でできたリキュールです。今回は、モナンのブルーキュラソウ・シロップという、ノンアルコールのシロップを使用しました。グレナデンシロップと同じく糖度が高いため、最後にたらすと底に沈殿します。

グレープフルーツジュースとトニックを入れることで、少し苦めのメロンソーダのような味になるメロンモーニ。
甘めの方が良いという方はグレープフルーツジュースの代わりにオレンジジュースを、トニックウォーターの代わりにソーダを入れてみてください。

爽やかな甘みが広がる、レモンカルピスソーダ

まるでさっぱりとしたジュースのような、爽やかな甘みのあるレモンカルピスソーダ

<レモンカルピスソーダレシピ>
・檸檬酒(永昌源 檸檬酒)…30ml
・カルピス…30ml
・ソーダ…60ml
・グレナデンシロップ(明治屋 マイグレナデンシロップ)…適量
・トッピング用フルーツ…お好みで

氷をステアして冷やしたグラスに、檸檬酒、カルピス、ソーダの順で入れ、ソーダの炭酸がぬけないように軽くステアします。
仕上げに、グレナデンシロップをたらせばOK。

さっぱりとしたジュースが好きな人におすすめの、レモンカルピスソーダの完成です。
カルピスソーダが好きな方は、レモンの代わりに、他の果物のリキュールを使うのもおすすめです。

甘いカクテルよりさっぱりしたカクテルが好きな人におすすめ!レモンバック

レモンカルピスソーダに引き続き、レモンのお酒をベースにした、さっぱりした風味が特徴のレモンバック

<レモンバックレシピ>
・檸檬酒(永昌源 檸檬酒)…45ml
・ジンジャーエール…80ml
・レモン…1/8個

氷をステアして冷やしたグラスに、檸檬酒、レモン、ジンジャーエールの順に入れ、軽くステアすればOK。
レモンは入れる前に、筋と角をしっかりと切り落とし、軽く絞って果汁を入れてください

レモンとジンジャーエールがよく合う、さっぱりとしたカクテルの完成です。
これだけでもほとんど甘みはありませんが、さらに甘さを控えめにしたいという方は、ウィルキンソンのドライジンジャーエールを使うのがおすすめ。本格的なジンジャーの苦味と、レモンの酸味がよく合います。

熟す前のバナナの爽やかな苦味がやみつきになる、グリーンバナナバック

最後に紹介するのは、少し変わった爽やかな味わいを楽しめる、グリーンバナナバック

<グリーンバナナバックレシピ>
・グリーンバナナリキュール(ボルス グリーンバナナリキュール)…45ml
・ジンジャーエール…80ml
・トッピング用フルーツ…お好みで

氷をステアして冷やしたグラスに、グリーンバナナリキュールとジンジャーエールを入れればOK。

熟す前の、グリーンのバナナの味わいは、熟した後の黄色いバナナリキュールに比べて甘さ控えめ
他のリキュールでは味わえない、爽やかな苦味とフレッシュな甘さを楽しむことができます。

「お酒は苦手だけど、あなたが作るカクテルは好き…!」と言われる男を目指そう

スイーツのように甘いカクテルや、爽やかな甘みが特徴的なカクテル、上品な香りのカクテルなど、一口に「甘いカクテル」と言っても様々な種類があります。
好きな女性の好みに合わせて、ドンピシャにはまるカクテルを作ってあげることができれば、相手の女性がお酒を飲めるようになるかも…?
「俺の彼女はお酒飲めないからなぁ…。」と諦めずに、お酒が苦手な女性だからこそ好きになるカクテルを作ってあげましょう。