こんにちは。最近パーマをかけた浜松一郎です。
突然ですが、皆さんは自分に合う髪型ってわかりますか?どうやってセットしたらいいのか?そもそも似合うってなんなのか?などなどわからない方がほとんどでしょう。
だからこそ、私の髪型もこんなヨレヨレになってしまったのです。
そこで、そんな多くの男達の疑問を解決するため月間400人の男性の髪型を手掛けるヘアモードキクチ神田店の店長、霜鳥大志さんに、髪型に対する疑問と、これからトレンドになるであろうヘアスタイルを聞いて参りました。
まずはセットしてもらおう!
というわけで、読者の皆様に霜鳥さんの技術を確認してもらうため、まずは私のヨレヨレヘアスタイルをセットしてもらいたいと思います。
霜鳥:「こんにちは!それにしてもよれよれなヘアスタイルですね。いつもセットとかどうしてるんですか?」
一郎:「特にセットはしていません・・・。パーマもセットしないとダメなんですね・・・?」
霜鳥:「そうですね!じゃあ試しにセットしてみましょう!」
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一郎:「自分で言うのもなんですが、かなり印象が変わった気がします」
霜鳥:「そうなんです。髪型の印象で人って結構変わるから、かなり大事なんです。なので、セットしないのはもったいないですし、似合う髪型ならばもっとカッコよくなれるんです」
一郎:「なるほど。ちなみに似合う髪型ってどのような感じでわかるんでしょうか?男性ヘアスタイル誌には必ず顔型って書いてあるのですが自分ではよくわからないもので・・・」
霜鳥:「顔型って必ずこれ!っていう人って多くないんです。”丸顔”と言われる人でもややホームベースよりだったり、面長でも卵型に近い場合もあります。ですので1番は”黄金比”を作ることが大事です。黄金比って言うのは”おおよそ縦3:横2の卵型の顔型に見せるようにすることを意識し、ややひし形の髪型を作ること”を言います」
※ここで言う黄金比は顔とヘアスタイルに当てはめた場合のことで、正確な黄金比は1:1618….です。
霜鳥:「一郎さんは、上の図で言うと、ややホームベース寄りって感じでしょうか。では、簡単にですが顔型別に似合う髪型を説明していきますね!」
一郎:「お願いします!」
丸顔〜頭が大きくならないようなヘアスタイルを〜
霜鳥:「では、まず丸顔は、縦横比3:2よりも横が広いので、トップにボリュームをだし、サイドをタイトにします。また、もみあげを長めに設定する事で、3:2に近づけます。ただし、そうする事によって比率は黄金比になりますが、トップに高さを出しすぎて全体のボリュームが大きくなって、全身のバランスを見た時に頭が大きくなってしまう事があるんです。そうならないために、サイドパートで前髪をあげて両サイドをおろし、縦の勢いをつけてあげる事で、トップのボリュームを出し過ぎずに3:2の比率に近づける事ができます。逆にトップが潰れていたり、前髪を全て前に下ろす、極端にいえばストレートなパッツン前髪のようにしてしまうと、横に広い印象を与えてしまうので、似合いません」
一郎:「へぇー。丸顔のポイントは➀トップにボリュームを出す。➁前髪をサイドだけ降ろす。ですね。丁度僕がセットしてもらった髪型と同じ感じということですね!」
ホームベース型〜エラのはりを目立たせないように〜
霜鳥:「次に一郎さんみたいなホームベース型も、丸顔と同様に縦横比では少し横が広いので、トップにボリュームを持たせて、サイドをタイトにします。なるべくウェイト(ボリューム)の重心を上に持っていく事で、目線を上に持って行き、エラのハリを目立たなくさせる。逆に、ウェイトの重心を下に持ってきたり、襟足を外はねにしたりすると、エラが目立ってバランスが悪くなってしまいます」
一郎:「僕は割りと顔が大きくて、小顔効果を狙って一度襟足を外ハネにしたことがあったんですが・・・。エラが目立ってマジで似合わなかったのを覚えています」
逆三角形型〜ハチの膨らみを目立たせないように〜
霜鳥:「そして、逆三角形型は、縦横比でやや縦が長いが、ハチ(上の図参照)が張っていて、トップがややたいら、アゴが鋭角、頬骨が出ているようにみえる顔型なので、トップにボリュームを少し出し、ハチのボリュームを削る事で、ハチの膨らみを目立たなくさせる事が必要です。襟足を前から見えるように設定すると、鋭角なアゴをカバーする事ができますね。逆に、ハチを膨らませてトップを潰すと、もろ逆三角形になってしまうので似合わなくなります。」
一郎:「よくハチが張ってると言われたりもしますが、よくわかりませんでした。ハチって図の場所のことなんですね!確かにここが張ってるから逆三角形になるのですねー!勉強になります」
面長型〜髪型で更に顔が長くなってしまわないように〜
霜鳥:「次に面長型は、縦横比で縦が長いので、サイドに動きをつけて、トップのボリュームは抑えめにすると良いです。サイドに動きをつけるために、外ハネにしたり、前髪をおろして横に広い印象を与える事で、バランスを取る事が出来ます。逆に、トップに高さを出してサイドをタイトにしてしまう。とか、一郎さんのようにサイドパートで前髪を上げて、フェイスラインにかかるような髪型にしてしまうと、顔の面積がかなり縦長になります。まるでゴボウのようになってしまうので、似合いません」
一郎:「縦に長い感じの顔型の人は縦のボリュームをつけたら長くなってしまいますもんね。なるほど。顔の形は髪型でカバーすることが大事なんですね!しかし、ごぼうとは恐ろしい」
たまご型〜ある程度なんでも似合う万能顔〜
霜鳥:「ちなみに、卵型は縦横比が3:2に近いので、補正はしなくてもある程度どのヘアスタイルでも似合います」
一郎:「なんと!罪な顔型ですね・・・!とはいえ、やはりこのまんまの顔型の人はそういないからぼんやりと自分の顔型を理解した上でヘアサロンで相談するといいですね!」
これから先、どんな髪型が流行るのか?
一通り、各顔型に似合うヘアスタイルを教えてもらったところでお次は、「これからくるかもしれないヘアスタイル」について聞いていきます!
霜鳥:「これからは、60年代の髪型で80年代に流行った“タンタンヘア”が流行ると予想しています。すでに元One Directionのゼインさん、三代目の登坂さん、サッカーの中田ヒデさんなどが取り入れ、ジェットモヒカンという名前で発信しているサロンもあります。周りのデザインは、今はツーブロックになっていますが、サイドはスッキリ刈り上げて、“フェード”にするのも流行るかもしれません」
霜鳥:「ちなみにフェードとは、上の写真のように段々と上に行くにしたがって、髪の色が濃くなっていく、いわゆる”グラデーション”のような感じですね。あとは純粋に周りをフェードで刈り上げて、上はそこまで長くなく後ろに流したりするようなスタイルだと、奇抜過ぎず取り入れやすいので流行るかもしれません」
一郎:「なるほど・・・!なんでしょうか。私は流行とは逆にいってしまっているのですね・・・とほほ」
霜鳥:「いや、そうでもなくて、最近のコレクションを見てみると、過去数年タイトな髪型が好まれていたんですが、2016になって、ボリューム感のあるパーマスタイルを起用するデザイナーが増えた事が印象的なんです。
これが流行に繋がるかはわからないですが、性別を超えて、誰がどんな服装をしても、メンズがレディースを着ても、レディースがメンズを着ても良い、壁を取りはらってファッションを楽しもうという考えになっているのでは・・・と感じました。前述の通り、コレクションでのヘアスタイルも、パーマスタイルは中性的でメンズでもレディースでも出来るような感じだったので、一郎さんも大丈夫ですよ!」
一郎:「良かった!では逆に先端を走っているとポジティブにとらえて、ナンパとかチャレンジしてみます」
霜鳥:「ポジティブ過ぎますね。」
一郎:「ナンパはやめて・・・・カッコイイ髪型でおとなしくAmazonプライムビデオでも見るか・・・!」
自分のセットをしてもらおう!
というわけで、最後に霜鳥さんに自分の髪をセットをしてもらいましょう!
ドライヤーをしっかり使って、トップボリュームをつけサイドを抑えてセットしていました。
男性の人達は面倒がって、サッと乾かしてワックスをつけるということもありますが、重要なのは最初のドライヤーなんですね!
そして整髪料をつけるときは全体にまんべんなくつけ、その後に必要なポイントにつけ形を整えるという方法でした。
完成しました。スタイリッシュです。
自分に合うヘアスタイルを
ヘアスタイルの解説、いかがでしたでしょうか。人の顔は一人一人全員違うものです。
なので、似合うヘアスタイルも千差万別。皆さんも是非この記事を参考にして、イケてるオトコになってくれたら幸いです!
ちなみに、今回教えてくれた霜鳥さんはヘアモードキクチ神田店にいるのでヘアスタイルで困っている方は足を伸ばしてみてください。
住所:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-6-1 日東合同ビル1F
TEL:03-5207-5545
営業時間:月〜金 11:00AM〜9:00PM(受付)
土日祝 9:30AM〜7:00PM(受付)
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