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デニムにダメージ加工をしてみよう!カッコイイデニムをセルフで作ってみた話

こんにちは。浜松一郎です。
男性の皆さんはデニムはお好きでしょうか?以前、STANDでもこれを穿けばいい男に1歩前進!メンズにおすすめのジーパン20選の記事でイケてるデニムたちを紹介しました。
とはいえ、イケてるデニムばかり買っていてはお金がいくらあっても足りません。というわけで今回挑戦してみたいのは、「自分でカッコイイダメージデニムを作る」という作業。最近はダメージデニムがトレンドにもなっています。

ちなみに、こちらはやり過ぎてしまったダメージデニム。このようなジーンズはNIRVANAのカート・コバーンしか似合わず、私のような人間が履くと、ただの不潔なやつという印象を与えてしまいかねません。
だからこそ、程よくダメージを与える必要があります。そしてなにより、これが出来てしまえばタンスに眠っているデニムも、古着で安く買った少し”ダサい”デニムも格好良くなるはずです!
それでは、ちょっと時間がかかった実験内容をご覧ください。

ダメージを与えるにはおろし金が最高だ!

というわけで、まずは道具をご紹介していきたいと思います。ここでのポイントは”特殊なアイテム”を使わないという点です。全てを100均もしくは近所の薬局で購入可能ということを念頭に置いています。

エントリーNO1,100均の紙やすり


まずはこちらの紙やすり。100均でゲット出来ます。ポイントは中目の240番台が入っているか否かというところ。色々試した結果、240番台のヤスリが1番バランスがいいと感じたからです。

エントリーNO2,割り箸


割り箸です。これを何に使うの?と思っている方も多いでしょう。しかし、どこにでも手に入る割り箸がとても重要な役目を果たしてくれます。

エントリーNO3,おろし金


おろし金の登場です。こちらはダメージ加工を演出するのに非常に頼りになるアイテム。

エントリーNO4,ペンキ


ペンキ…それは無骨なオトコを演出するためには欠かせないアイテム。これを使うことにより、ジーパンがアーバン(都市仕様)から現場仕様に変化する…その予定です。

まずはタンスに眠っていたワンウォッシュのジーパンからいじろう!


それではまず、ワンウォッシュのデニムから手をいれていきたいと思います。元はこのような色合い。ワンウォッシュのため非常に色が濃いです。このデニムには”ヒゲ”加工をしていきます。

ちなみにひげとは、ボロボロデニムでいう黄色の丸で囲まれている”ポケットの下にある線”のことを指します。
そして、ここで使うのは紙やすりの240番と割り箸。どのように使うかと言いますと…

割り箸をこのようにチャック側から刺し…

ピンとはります。この時に”目指すヒゲの角度”にしておくことがポイントです。

そして、240番の紙やすりで地道にこすっていきます。
何度も何度も、線を入れていきます。
※今回はわかりやすうように片方にだけヒゲ加工をしています。

そして、それだけじゃ物足りないので漂白剤につけること7時間…

こんな感じになりました。以前より若干色が落ち、左足にだけ入れたヒゲが際立っているのではないでしょうか?気のせいではないはずです。

ヒゲの部分はしっかりと色落ちが確認できます。少しこなれ感が出てきた…そう願いたいです。

色落ち&ヒゲづくりのポイント

実際に加工を行った結果気付いたことは
ヒゲはなるべくランダムにつけること(バッテンにしたりなど)
自然なヒゲを演出するには外側が上に向かう線を書く
紙やすりは中目の240より荒いモノでやってしまうと線というよりダメージになってしまうので、240でやるべし
市販の漂白剤はキャップ6杯以上入れて少し薄めるくらいが丁度いい(それ以上でも可)
です!

390円のジーパンにダメージ加工を施そう!


さて、お次は390円で購入したこの薄めのデニム。それではこちらにダメージ加工をしていきたいと思います。

ここで使用するのはエントリーNO3のおろし金です。おろし金を横方向にガリガリしていくと…

このように縦糸が削れていき、横糸が顔を出します。
ダメージデニムにとって、この横糸を取らないことが非常に重要です。これがなくなってしまうと、普通の穴になってしまい一気に不潔感が出てしまう恐れがあります。そのため、しっかりとこの横糸を残しつつダメージを与えていく必要があります
それにはこのおろし金を絶対に縦方向には使わないことです。必ず横にガリガリして下さい

横におろし金をガリガリさせることで、結果的にはこうなります。その次に、ピンセット等を使って残っている部分(縦糸)を取っていきます。

そして、完成したのがこちら!モデルの私はともかく、いい感じのダメージデニムになりました。

ダメージ部分のアップはこのような感じに。自然に、そしてやり過ぎないダメージです。

ダメージ作成ポイント

横糸は破かない(あえて破くならヒザの部分だけにする)
おろし金は縦には使わない
太腿の部分を破くときは裏側にポケットがある部分を破くべし(ポケットがあて布みたいになるため)
左右非対称でダメージを入れるべし
ヒザは大きなダメージを、他は小さなダメージを
やはりリーバイスは糸がしっかりしている

もう一本!390円ジーンズにペンキ加工!


さて、お次も390円で購入したジーンズ。薄いと濃いの中間の色味をしたデニムです。
こちらにエントリーNO,4のペンキをつけていきます。

いらない容器(こちらはいちごの空パック)にペンキをいれ、ハケ的なモノを使います。

ハケにペンキをつけデニムに向かって3振り位するとこんな感じに!非常に無骨な感じになったのではないでしょうか。そう願いたいです…。

そうして、完成したのがこちら。原宿のスナップ風なポーズをキメてみましたが…もしかして…ペンキはあまり格好良くないのでは…。

ちなみにペンキ部分のアップの写真です。どうでしょうか…これは…ダサい…!?

ペンキをつける時のポイント

ハケを使ってランダムにつける
ペンキはほんの少しだけ水に薄める
ペンキをつけるのは割り箸でもハケでも大丈夫。しかし、このような付け方をしたいならペンキが吉!
もしかしたらペンキは格好良くないかも…

女性にどれがいいか聞いてみよう!

というわけで作ったデニムのうち、どれがいいか女性陣に聞いてみました。
その結果
ヒゲを作ったデニム 13票
ダメージ加工したデニム 14票
ペンキ 0票
といった結果に。
というわけで…






ペンキをつけた部分を切って半ズボンにしてみました。90年代のバスプロみたいになってしまった感は否めませんが、これは夏に履いて街に繰り出していきたいと思います。

デニムはその人の生き方を表す鏡である


私がこの記事を通して伝えたかったこと…
それは、「デニムはその人の生き方を表す鏡である」ということです。
デニムに刻まれる汚れ、ダメージ、匂い…全て履いている本人の生き方を表します。しかし、時々”自分の生き様に色を加えたい“と思うこともあるでしょう。「もし今自分が違う人生を歩んでいたなら…」と…。
そう思った時に、自分の人生に(デニム)ダメージ加工をし、やんちゃを気取ってみたりすることも必要なのです。
そうすることで新しい地平が…景色が…見えてくることでしょう…。
この人何言ってるかわからない…そう思ったあなた。
私も自分でなにを言っているのか…わかりません。
終わり。